
マンションリノベーションを専門に手掛ける「ワタシクラシ」はじめました。
「ワタシクラシ」はムクの木や自然素材を使って、マンションリノベーションで住む人ひとりひとりにあった家をつくります。
先日は進行中のマンションリノベーションプロジェクトの打ち合わせや、ワタシクラシのこれからについての話しをかねて、山本さん(ひだまり設計工房)が設計したパン屋さんを訪ねる日帰りの旅をしてきました。
外にも内にもふんだんに木が使われていて、大工さんが製作した木製扉や家具などもたくさん。
あたたかでやさしいお店の雰囲気とおいしい食事が快適すぎて、すっかり長居してしまいました。
ワタシクラシのマンションリノベーションでも、こんなあたたかな場所をつくっていきたいと思ったのでした。
(橋垣史子/いろは設計室)

Q:リノベーションとリフォームの違いって何ですか。
A:「リフォーム」とは壁紙や床材などの張替えや設備機器の交換など、古くなった建物を新築の時の状態に戻す修繕のことです。
一方「リノベーション」は、古くなった建物の性能や機能を向上させるだけではなく、さらに住む人の暮らしにあった住まいによみがえらせる全面的な改修のことです。
ワタシクラシのリノベーションでは、季節を通じて快適な温度・湿度を保てる性能の向上だけではなく、時間を刻むことで美しく変化していく素材を使って、ひとりひとりの暮らしに合った住まいをつくります。暮らす人の生活スタイルに合わせて間取りを工夫したり、収納を適材適所に計画したり。
ココロもカラダもすこやかに過ごせるような空間を。
Q:スケルトンリノベーションって何ですか。
A:「スケルトン」とは「骨組み」という意味で、マンションの場合はコンクリートでつくられた構造部分(柱や床や壁など)のことです。「スケルトンリノベーション」とは内装や設備をすべて撤去して骨組みだけの状態にし、新しい住まいを一からつくっていくリノベーションのことです。 (建物の状況により、これからもまだ使える部分は残すこともあります。)
スケルトンリノベーションでは大きな間取りの変更をしたり、専有部分の給排水管や電気配線を一新することもできるので、ひとりひとりの暮らしや好みにあった住まいをつくることが可能です。
(※マンションの構造や管理規約によってはスケルトンリフォームを行うことが難しいこともあるので、事前に確認しておくことが大切です。)
Q:すべて壊してリノベーションするのではなく、部分的にリノベーション・リフォームすることはできますか?
A:スケルトンリノベーションではなく、部分的なリフォームの方が向いている場合もあると考えています。
築年数が浅く、内装や設備など、まだまだ使える部分が多い場合や、既存の間取りがこれからの暮らしにそれほど不便がない場合、専有面積が広く、予算的に無理がある場合など、部分的なリノベーション・リフォームが良い場合もあります。
例えば、全体的には手を加えないけれど、使いづらい造り付け収納などをかえたい、必要な場所にピッタリの収納家具を造りたい、など、
部分的な設備の入れ替えと合わせて、造作家具などを計画して、住みやすい空間を造ることもできます。

Q:購入前のマンションを一緒に見てもらうことはできますか。
A:一緒に物件を見にいって、リノベーションのアドバイスをすることもできますし、物件さがしのお手伝いをすることも可能です。
希望しているようなリノベーションができるかどうかは実際に見てみないと判断できないことが多いので、気になるマンションがありましたら早めにご相談ください。
ただ、あくまでもワタシクラシへのリノベーションの依頼をご検討いただいていることを前提としていますので、物件同行や物件さがしのお手伝いだけのご依頼は基本的にお断りしています。
Q:リノベーションをワタシクラシに依頼するかどうか検討しています。まずどうしたらいいですか。
A:まずはメールかお電話でご連絡ください。連絡先はこちらのお問い合わせ先をご覧ください。お会いしてお話を聞かせていただき、またワタシクラシの考え方やこれまでの仕事、人柄を知っていただければと思います。
面談や打ち合わせ土日、夜間でも可能です。
Q:現在住んでいるマンションをリノベーションすることはできますか。
A:可能です。まずはお住まいのマンションにお伺いし、設備や電気の状況を見たり、寸法を測ったりして現状を確認していきます。
今の暮らしで不満な点や困っている点などがあればお聞きして、それをできるだけ解決しながら快適に暮らせるようになる新しいご提案をさせていただきます。
設備機器だけを交換したり壁紙の張替えなどの小規模な工事は住みながら行うことができますが、大規模な工事となるリノベーションの場合、基本的には仮住まいへ一度引越しをしていただいてから工事を行うことになります。

Q:プラン提案や打ち合わせはどのように進めていくのですか。
A:ご要望やご予算などをお伺いするとともに、リノベーションする部屋の現状の確認(設備、電気など)をし、部屋の各部分の寸法を測ります。
あわせてマンションの管理規約の確認や、マンション全体の状況も確認します。
その後3週間から1ヶ月程度の時間をいただき内容を検討し、リノベーションプランのご提案を致します。
プラン提案時には平面的な図面だけではなく模型やスケッチを使って立体的なイメージをしていただきやすくするようにしています。また工事にかかる費用についても概算をご提示しています。
内容が決まればより具体的な打ち合わせと図面の作成、詳細見積もりを行います。2ヶ月から3ヶ月程の時間が必要になります。
工事期間は2ヶ月から4ヶ月程度が目安です。
(それぞれの期間はあくまでも一般的な場合ですので、内容によっては異なることがあります。)

Q:古いマンションでも耐震性に問題はないのですか。
A:「1981年」これが判断の基準になります。
この年に建築基準法が大きく改正され、建物の構造の基準が大きくかわりました。1981年(昭和56年)6月1日以降に建築確認を受けたものが「新耐震基準」に基づいて建てられた建物となります。
マンションの規模にもよりますが、通常は建築確認を受けてから完成までに1、2年程度の工事期間がかかりますので、1982年完成のマンションは旧耐震基準で建てられている場合もあります。その場合には不動産会社に建築確認の日付を確認してもらうのがいいでしょう。
旧耐震基準で建てられている古いマンションでも、その当時の基準以上の仕様でつくられていて問題のない建物もあるかもしれませんが、その判断が簡単にはできないため、これから物件購入する場合には新耐震基準で建てられたマンションか、耐震改修工事済のマンションを選ぶことをおすすめしています。
ちなみに、耐震改修工事は、マンションの場合、共有部分である建物の構造躯体への工事なので、マンション全体での合意などが必要となり、管理組合での検討事項です。(個人での改修工事は不可能です。)

Q:リノベーションにはどのくらい費用がかかりますか。
A:それぞれの建物の構造や状況、使用する素材や設備機器、工事の内容によってかかる金額が大きくかわりますので、内容にあわせて打ち合わせ時に見積もりをご提示してご説明します。
ですので下記の金額はあくまでも一般的な仕様、工事内容でスケルトンリノベーションした場合の目安として参考にしてください。
(都内、エレベーターあり、設備配管の交換を含む全体改修の場合を想定しています)
占有面積(m²) × 目安金額(15万円から25万円)= 工事金額(万円) (消費税別、設計料込)
※たとえば専有面積70m²の場合、1050万円から1750万円程度が目安となります。
工事内容や状況により異なりますので、詳しくはお問い合わせください。