
マンションリノベーションの「ぐるぐるのおうち」。
昨日と本日の2日間、完成見学会を行いました。
お越しいただきましたたくさんのみなさま、ありがとうございました。
そして見学会の後、お引渡しをしました。
日々通っていた現場が終わっちゃうのはとてもさびしい気持ちになるのですが、
明日お引越しをされて、ここでご家族の新しい暮らしが始まるのだと思うとこちらまでワクワクしてきます。
最初にマンション購入時の内覧に同行させていただいたのが1月でしたので、そこから9ヶ月。
帰りの電車の中で、打ち合わせの頃のこととか、工事中のこと、見学会でみなさまからいただいたたくさんのうれしい感想などをあれこれ思い返しながら余韻に浸ってぼーっとしていたら、電車ひと駅乗り過ごしてました(笑)
こんな素晴らしいクライアントの方に出会えたことも、見にきてくださる方がいることも、やまもとさんと一緒にワタシクラシで家づくりできてることも、明日のお引越しの天気がよさそうなことも、みんなみんなうれしくて、今日はありがとうの気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました!
(橋垣史子/いろは設計室)

今週末のお引渡しに向けて進んでいる「ぐるぐるのおうち」の現場。
今日は残っている細かな大工さんの工事が行われていて、かなり完成間近です。
大工さんに製作していただいたブラックチェリーのテーブルも搬入されていました。
大きなテーブルっていいですね。
このテーブルの材料だけではなく、家じゅうあちこちのムク板のカウンターや枠などは、大阪の橘商店さんに入れていただきました。
本当に本当に大変お世話になりましたー。
写真ではちょっと暗くて見えにくいですが、とてもきれいな板です。
テーブルはこれから塗装(オイル塗装)するのですが、塗装すると色が濃くなり艶も出て、更にきれいになっていきます。
今日は施主の方の現場確認の日だったのですが、とってもよろこんでいただきました!

ベンチカウンター、書斎カウンター、ダイニングテーブル、タタミコーナーなどあちこちにゆっくりできる居場所があって、どこもいいのですが、キッチンに立っている時の全体が見渡せる感じもとても気持ちいいです。
夜も落ち着きのあるいい雰囲気です。

なーんてすっかり工事が終わったようなことを書いていますが、現場監督のやまもとさんは、奥の洗面所(写真左奥)で頭に手ぬぐい巻きながらあれこれ作業中。
9月も後半に入り少し涼しくなってきましたが、作業に熱中しているやまもとさんからは、時々「あづいーー」とかうなるような声が聞こえてきます(笑)。本当にお疲れさまです。
現場監督といっても、あれこれ工事も自分でできてしまうスーパー監督です。あぁ、たのもしい。
そんなこんなであともう少しで完成です!
9月24日(土)、25日(日)に完成見学会を開催します。
詳しくはこちらをご覧ください。
24日(土)は暮らしの学校もあります!
(橋垣史子 / いろは設計室)

進行中のマンションリノベーション「ぐるぐるのおうち」の現場は、左官やタイルの仕上げ工事がほぼ終わりました。
まだまだこれから建具や棚などいろいろと取り付きますが、だいぶ仕上がってきました。
壁と天井は珪藻土仕上げ。
湿度の高い日だったのですが、珪藻土の性能のおかげか、室内のほうが湿気が少なく快適でした。
完成まであと少し。
9月24日(土)、25日(日)に完成見学会を開催します。
詳しくはこちらをご覧ください。
(橋垣史子 / いろは設計室)

ワタシクラシのマンションリノベーションでは、床だけではなく、家具やカウンターなどの木材にもムクの木を使っています。
現在工事が進んでいる現場でも、書斎のように使うカウンターやベンチ、テレビ台、食器棚、テーブルなどたくさんの木が使われています。
樹種はその家全体の雰囲気や、お住まいになっている方の好みや持っている家具などとのバランスを考えて、決めていきます。
写真は、幅の広いムクの木のカウンターをはぎ合わせて1枚にしているところ。
(両端の白っぽい木の部分は、作業のためにつけている木なので、最後には取り外します。)
迫力があり、きれいな板ですね。
解体したばかりの時にはコンクリートの箱だったところに、だんだんと壁や天井のかたちが見えてきて全体のバランスがわかるようになってきました。
天井高さのメリハリのつき方、視線の広がり方がとてもいい感じになったと思います。
(橋垣史子 / いろは設計室)

ふだんの生活の中で、私は台車を使うことがないので知らなかったのですが、同じように見える台車でもいろいろと違いがあるのですね。
マンションリノベーションの現場では、戸建て住宅の場合と違い、材料や道具などの荷物を運び入れる時に、車をとめた場所から工事場所までの距離がとても長くなる場合があります。
現在工事が進んでいる現場でもその距離がけっこうあり、その間は台車に荷物を載せて運んでいきます。
写真の台車は、やまもとさんの持ち物の台車。見た目の色もオレンジでかわいいのですが、性能もとってもいいのです。
台車ってもっとゴロゴロと音がするものが多いイメージがありましたが、これは転がした時の音がとてもとても小さくて、動きもとってもいいすぐれもの。
こんなにも違いがあるなんて、実際に使ってみて初めて知れて、おもしろかった!
って、いかにも自分も荷物運びしたみたいですが、ほんのちょっとさわっただけです・・・(笑)
(橋垣史子 / いろは設計室)

大宮のマンションリノベーション現場は、大工さんの工事が着々と進んでいて、2重床の工事とムクの杉フローリング張りが終わりました。
現場に行き玄関扉をあけると、ふわっと木のいい香りがするようになってきました。
木はやっぱりいいですね。
フローリングは大きくわけると2種類あり、合板などの下地の上にうすーい板(0.3ミリから1ミリ程度)や木目をプリントした樹脂などのシートが張られている「合板フローリング」と、床板の厚み分全部がムクの木でできている「ムク板フローリング」があります。
マンションでは下階への音の伝わりに配慮して、管理規約で遮音等級の規定が定められている場合があり、一般的には「合板フローリング」の下にクッション性のある遮音材がついている遮音フローリングを使用することで、この規定をクリアしていることが多いです。
この遮音フローリングはその特性上、歩くとフニャっとした感じがして、私はあまり好みではないんです・・・。
ムク板フローリングを遮音等級の規定があるマンションで使用する場合は、フローリングの下地に使う材料で遮音性能の規定を満たす必要があります。
今回のリノベーションでは、コンクリートの床(スラブ)の上に、防振ゴムがついた専用の脚をたて、その上に下地板とフローリングを乗せる「2重床」というシステムを使用し、マンションの管理規約で定められている基準以上の遮音性能をもたせて、杉のムクフローリングを張りました。
幅が広い板で、赤身の部分だけなので色がそろっていてとってもきれい。
木はやっぱりいいですね。
(橋垣史子 / いろは設計室)