
現在工事を進めているマンションリノベーション「ぐるぐるのおうち」がもうすぐ完成します。
ひとつづきになったLDKを中心に、ぐるっとまわれるプランの広がりのある家です。
ムクの木や自然素材をふんだんに使用し、築17年のマンションを全面改修しました。
建主さまのご厚意により、下記の日程で完成見学会を開催させていただくことになりましたので、ぜひお越しくださいませ。
■開催日時
9月24日(土)12:00~17:00
9月25日(日)10:00~15:00
■場所
埼玉県さいたま市大宮区
(詳細はお申し込みいただいた方に案内をお送りいたします。)
申し込み制となりますので、参加ご希望の方は、
・お名前
・ご住所
・お電話番号
・参加人数
・お越しいただく日時(目安でも結構です)
をお問い合わせフォームから、もしくはメール(info@watashi-kurashi.com)にてご連絡ください。
みなさまのご参加をお待ちしております!

ワタシクラシのマンションリノベーションでは、床だけではなく、家具やカウンターなどの木材にもムクの木を使っています。
現在工事が進んでいる現場でも、書斎のように使うカウンターやベンチ、テレビ台、食器棚、テーブルなどたくさんの木が使われています。
樹種はその家全体の雰囲気や、お住まいになっている方の好みや持っている家具などとのバランスを考えて、決めていきます。
写真は、幅の広いムクの木のカウンターをはぎ合わせて1枚にしているところ。
(両端の白っぽい木の部分は、作業のためにつけている木なので、最後には取り外します。)
迫力があり、きれいな板ですね。
解体したばかりの時にはコンクリートの箱だったところに、だんだんと壁や天井のかたちが見えてきて全体のバランスがわかるようになってきました。
天井高さのメリハリのつき方、視線の広がり方がとてもいい感じになったと思います。
(橋垣史子 / いろは設計室)

ふだんの生活の中で、私は台車を使うことがないので知らなかったのですが、同じように見える台車でもいろいろと違いがあるのですね。
マンションリノベーションの現場では、戸建て住宅の場合と違い、材料や道具などの荷物を運び入れる時に、車をとめた場所から工事場所までの距離がとても長くなる場合があります。
現在工事が進んでいる現場でもその距離がけっこうあり、その間は台車に荷物を載せて運んでいきます。
写真の台車は、やまもとさんの持ち物の台車。見た目の色もオレンジでかわいいのですが、性能もとってもいいのです。
台車ってもっとゴロゴロと音がするものが多いイメージがありましたが、これは転がした時の音がとてもとても小さくて、動きもとってもいいすぐれもの。
こんなにも違いがあるなんて、実際に使ってみて初めて知れて、おもしろかった!
って、いかにも自分も荷物運びしたみたいですが、ほんのちょっとさわっただけです・・・(笑)
(橋垣史子 / いろは設計室)

大宮のマンションリノベーション現場は、大工さんの工事が着々と進んでいて、2重床の工事とムクの杉フローリング張りが終わりました。
現場に行き玄関扉をあけると、ふわっと木のいい香りがするようになってきました。
木はやっぱりいいですね。
フローリングは大きくわけると2種類あり、合板などの下地の上にうすーい板(0.3ミリから1ミリ程度)や木目をプリントした樹脂などのシートが張られている「合板フローリング」と、床板の厚み分全部がムクの木でできている「ムク板フローリング」があります。
マンションでは下階への音の伝わりに配慮して、管理規約で遮音等級の規定が定められている場合があり、一般的には「合板フローリング」の下にクッション性のある遮音材がついている遮音フローリングを使用することで、この規定をクリアしていることが多いです。
この遮音フローリングはその特性上、歩くとフニャっとした感じがして、私はあまり好みではないんです・・・。
ムク板フローリングを遮音等級の規定があるマンションで使用する場合は、フローリングの下地に使う材料で遮音性能の規定を満たす必要があります。
今回のリノベーションでは、コンクリートの床(スラブ)の上に、防振ゴムがついた専用の脚をたて、その上に下地板とフローリングを乗せる「2重床」というシステムを使用し、マンションの管理規約で定められている基準以上の遮音性能をもたせて、杉のムクフローリングを張りました。
幅が広い板で、赤身の部分だけなので色がそろっていてとってもきれい。
木はやっぱりいいですね。
(橋垣史子 / いろは設計室)

大宮のマンションリノベーション現場、今週から大工さんの工事がスタートしました。
マンションですが、床はムクの杉張り、扉も枠も家具も木を使ってつくります。
大工さん工事の初日のこの日は、壁の仕上げの位置など工事の基準になる線を、床に実際にしるす「墨出し」という作業をおこないました。
解体してみると、設計中に想定していたことと少しずれている箇所もあるので、それをどのようにするかをひとつひとつ考えて、決定していきます。
監督のやまもとさんは、見かけによらずものすごいたくましさ。
この日も大工さんと一緒に墨出し作業をしながら、イキイキと、テキパキと動き回ってました。
ホント頼りになります!
大工さんはこれまでに私が設計した新築住宅の工事や改修工事で、腕をふるっていただいたことがある方。
またいつか一緒にお仕事できたらいいなぁと思っていたら、今回また実現しました。
こちらもホント頼りになります!
(橋垣史子 / いろは設計室)

今年のはじめ頃にお問い合わせをいただき、計画を進めていました大宮のマンションリノベーションの工事。
今回は、内装や設備をすべて撤去してコンクリートの状態にし、新しい住まいを一からつくっていく「スケルトンリノベーション」です。
マンションリノベーションでは、工事の内容を管理組合に届け出て、マンションの管理規約に適合しているかどうかを判断、承認していただいて、ようやく工事ができることになります。
今回は床の仕様(遮音規定)の判断に少し時間がかかりましたが、その問題もクリアし、いよいよ今週から解体工事がはじまります!
(橋垣史子/いろは設計室)